網膜剥離の症状・原因・治療法
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網膜剥離 -サイト内関連項目-

サイト内関連項目 後部硝子体剥離(光が見える)

網膜剥離 -こんな症状がありませんか-

突然光を感じたり、ぼんやりとしたカーテン状のものが波を打っていることがあるでしょうか。

見ている物の輪郭がぼけて見える場合、無数の点が見える場合もあります。

こうした症状のすべてが重大な目の病気の徴候とは言えませんが、そのような症状のどれかがいつまでも続くようであれば眼科医に診てもらうほうがよいでしょう。

ある場合には網膜の剥離が原因かもしれません。

網膜剥離 -目の構造について知っておきましょう-

眼球は、ふくらんでいる前部を除いて、その名のとおり球形になっています。

そして、このふくらんでいる部分に目の集光器官が収まっています。

さらに眼球全体の被膜は、このふくらんでいる部分以外は光を通さないようになっています。
その部分は、通常きれいに透き通った円い窓状になっておりで角膜と呼ばれます。

角膜のうしろには虹彩があり、その中心に瞳孔と呼ばれる丸く開いた部分があります。
虹彩は自動的に瞳孔の大きさを広げたり狭めたりし、目の中に入る光の量を調節しています。

虹彩のすぐうしろには水晶体があります。
この水晶体は、角膜と連動して、光を眼球の後部に集中させます。
ここで、光が電気刺激に変えられ、これが脳に伝わります。

ですから、“見る”働きを実際にするのは、目ではなく、脳であるといえます。

水晶体のうしろには、ゼラチン状の透明な物体、硝子体が詰まっています。
硝子体はその大半が水で、固体はごくわずかしか含まれていません。

網膜剥離 -特に網膜について知る-

眼球の被膜は三層になっています。


●一番外側の層

一番外側の層は強膜と呼ばれる強靭な膜で、眼球の大半を覆っており、光の進入を防いでいます。
しかし、眼球の前面で、この強膜は光を通す角膜になります。


●中間の層

中間の膜は非常に複雑になっています。
眼球の前部では、幾つかの組織に分かれていますが、その中間の膜は眼球の五分の四を覆う本質的にはひと続きの被膜となっています。


●一番内側の層

一番内側の層、これが網膜です。

網膜は紙のように薄い膜で、目に入ってくる光の映像に、脳が感知できるような形状、色彩、質感を与えています。

網膜は、紙のように薄い構造ですが、以下のような多数の異なった層から成っています。


1.眼球の中心に近い内側に位置する神経細胞
2.網膜の中間部にある光受容細胞
3.脈絡膜に近い外側に並ぶ有色素細胞


網膜内の光受容細胞の数は幾百万もの数です。

一つの目には、光受容細胞の数が約1億3,000万個あると言われています。

網膜剥離 -網膜が異常を起こすとき-

視力を保つためには、網膜が正常でなければなりません。
しかし、網膜の損なわれる場合があります。

それは、網膜のすぐうしろにあって網膜に養分を補給している脈絡膜から、網膜が剥離することです。
こうなると、網膜は変質し、視力を失う恐れがあります。

それが網膜剥離と言われている症状です。

網膜剥離は50歳以上の人々の間に多く見られ、患者の四分の一は両方の目に異常が認められます。
糖尿病にかかっている人は普通の人より20倍も網膜剥離にかかりやすいことが知られています。

網膜剥離 -網膜はどのように剥離するのか-

何が原因で、網膜は剥離するのでしょうか。

脈絡膜中の血管は網膜に養分を供給していますが、網膜とつながってはいません。

網膜と脈絡膜を結びつける粘着物質は、両方の膜の間にごく少量あるだけです。

正常な目では、硝子体の圧力で網膜は脈絡膜に密着しています。
しかし、血液その他の物質が、網膜と脈絡膜の間に入ると、網膜がその栄養補給源から剥離することになります。

多くの場合網膜剥離は、網膜に生じる小穴や裂け目などから始まります。
そこから液体が染み込んで、網膜が脈絡膜から浮き上がるのです。


●年配の人ほど網膜剥離にかかりやすいのはなぜなのでしょうか。

40歳を過ぎると、硝子体は収縮し始め、網膜の表面から離れようとします。
そして絶えず引っぱられる結果、やがて網膜に損傷の生じる場合があります。
この損傷部から網膜の外側に水が漏れて網膜を浮き上がらせ、剥離の原因となっているのです。


●糖尿病の方が網膜剥離にかかりやすいのはなぜなのでしょうか。

糖尿病は、網膜内の出血を引き起こす場合があるからです。
血液その他の液体が網膜の背面に流入すると、網膜が剥離することがあります。

網膜剥離の手術と治療法 -網膜を守り、予防のために-

網膜剥離の予防のために何ができるでしょうか。

●強い日ざしに注意

強い日ざしのもとに長時間さらされるのは避けるべきです。


●目の養分をとる

また栄養分を適正に摂取することは視力を保つ上で非常に重要です。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸を適正量摂取することが大切です。

網膜には多量のビタミンAが含まれています。
薄暗い光に目を慣らす働きをする色素は、ビタミンAと似た化学式を持つ物質とたんぱく質でできています。

ビタミンB群も、ビタミンC、Dと同様、目の健康に欠かせません。
バランスの取れた食事は、これらの必要な栄養素を含んでいます。


●定期検診

目の障害は40歳以上の人に多いため、少なくとも2年に一度は眼科医を訪ねることがよいでしょう。

それによって網膜剥離を事前に予防することもできます。

病院では、眼底を直接調べることができます。
眼球の内部を検査することによって、網膜の剥離部や剥離に先立つ網膜の裂け目や小穴を発見できます。

そして早期に治療を施せば、重大な病気を防ぐことになるでしょう。

発見が早ければ早いほど良い結果になるでしょう。