関節炎 慢性関節リウマチと変形性関節症 その症状と治療法

過敏性腸症候群はIBS(Irritable Bowel Syndrome)とも呼ばれます。
過敏性腸症候群のつらさは経験した人にしか分からない、と言ってもいいのではないでしょうか。

いつ調子が悪くなるのか分からない不安もあります。「調子が悪くなるのではないかと心配することで、さらに調子を崩す」という悪循環になってしまうこともあります。

  1. 症状と原因
  2. ストレスを知る
  3. ストレスに適応する

過敏性腸症候群の症状と原因

過敏性腸症候群はおもに大腸や小腸の運動や分泌機能の異常で起こる病気のことです。
検査で炎症や潰瘍などの異常がないにもかかわらず、下痢や便秘、下腹部の張りなどが感じられます。

この原因としては、自律神経の異常によって引き起こされる場合があります。
また不安が起きること、ストレスによって起きる場合もあります。


おなかにやさしくするために・ストレスを知る

過敏性腸症候群のおもな原因であるストレスについて良く知る必要があります。
ストレスには、良いストレスと悪いストレスがあるのをご存知だったでしょうか。

良いストレス
例えば道を歩いていたとき、猛スピードで車が近づいてくるとします。
そのときストレスを感じなければ、人間は回避行動をとることができません。
ですから危険を感じるのは、良い意味でのストレスと言えるでしょう。

また、仕事中・睡眠中にもある程度のストレスが必要だといえます。
ストレスがあるからこそ、心臓は鼓動し、肺が機能しているといえます。

悪いストレス
しかし・・・ストレスがあまりにも多くなると、それは体に悪いものとなります。
悪いストレスには、大きく分けて三つのタイプがあります。


1.急性のストレス
急性のストレスは日常生活の重圧から生じます。
多くの場合には解決する必要のある不快に感じる状態が関係しています。
そうした状態は突発的であり、一時的なものなので、そのストレスには普通、対処できます。

中には一難去ってまた一難と思えるような場合もあります。
このレベルの急性のストレスでさえ、緩和することが可能です。

2.慢性のストレス
慢性のストレスは長引きます。
生活の不安・失業・家庭内の問題・家族や親族の病気の世話などは、慢性のストレスになるかもしれません。
慢性のストレスを抱える人は、日ごと、週ごと、月ごとに体力を消耗してゆきます。

慢性のストレスで一番良くないのは、それに慣れてしまうことです。
人間は急性のストレスにはすぐに気づきます。しかし、慢性のストレスは無視するようになります。
それが前からあり、慣れていて、時には心地よく思えることさえあるからです。

3.外傷性のストレス
外傷性のストレスは、悲惨な出来事の影響です。
外傷性ストレスの一つの症状として、痛ましい出来事の記憶が何年も後でさえ鮮明によみがえり、ちょっとした事にも過敏に反応するかもしれません。
こうした症状を経験するならば、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を抱えているかもしれません。

ですからストレスとなっているものが何であるかを見極める事が大切でしょう。
そして、できるならそのストレスを取り除くようにすることができます。

おなかにやさしくするために・ストレスに適応する

自信を持つ
ストレスを生むものの多くから逃避しようとする人もいます。
例えば、住む場所や職場を変えて、緊張を生じさせる環境から逃れようとするかもしれません。

それは役に立つかもしれませんが、ストレスを減らすために必ずそのような思い切った方法が必要なわけではありません。
例えば、満員の電車や渋滞する道路を使って通勤することから来るストレスを減らすため、時間差で通勤をすることも役立つかもしれません。

しかし、さらに大切なこととして、ストレスに上手な仕方で適応することにより、自分の生活を管理しているのは自分であるという自信が得られます。
この自信がストレスに対処する秘訣の一つです。

ストレスを吐き出す
心配事やストレスをすべて自分の中に秘めているのはよくありません。
胸の中にあるものを吐き出してしまうなら、とても楽になります。
親身になってくれる人と話し合うことです。

運動する
体を動かす運動を定期的に行なえば、ストレスによって血液中に出た余分の糖や脂肪を使い果たすことができ、体はバランスを取り戻します。
運動が嫌いでもストレスに悩まされているなら、やはり運動すべきです。
そうすれば気分が良くなります。
毎日ストレスを感じるのであれば、毎日何かの運動をすることによって気分がそう快になります。

運動として、買い物の行き帰りに、車を使わず、長距離を歩く方法があります。
エレベーターを使う代わりに、階段を歩いて上ることもできます。また、掃除をすることが良い運動になることもあります。

仕事と休養のバランスを取る
生計を立てるため、また娯楽を楽しむために働くのは心身両面にとって良いことです。

働いている時にも、少しの時間を取って体を伸ばし、時々一息入れるようにします。
そうすれば、筋肉をほぐし、ストレスが少しでもたまっているなら、それを少しでも減らすことができます。

しかし、仕事をするために時間を取るのと同じように、休養の時間もとるようにするのが大切です。

十分の睡眠をとる
積み重なっていく睡眠不足そのものも心身にとってストレスとなります。
さらには他のストレスに対処する能力を低下させます。
ですから十分の睡眠をとるようにしましょう。

見方を変える
ストレスに対して、どのような見方をするのかがとても大切です。
どんなことをするにしても、どのようなストレスがあるのか予想してみるのがいいのではないでしょうか。

過敏性腸症候群 優しいあなたへ

気づきやすく、気配りを良くされる方がこの過敏性腸症候群の症状を示すことがあります。
とくに人間関係は難しいものですし、合う人合わない人は必ずいるものです。
苦手な人がいるならば、ある程度ドライで割り切った関係にすることも必要です。
できる限り自分のペースを守れるようにしていきましょう。

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良いストレスと悪いストレスがある。
ストレスとうまく付き合うことは可能である。