腱鞘炎と反復運動損傷 -RSI- RSIの歴史
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反復運動損傷-RSI- 18世紀初期

18世紀初期のイタリア人の医師、ベルナルディーノ・ラマッツィーニ(Bernardino Ramazzini)は,この問題を手首の腱鞘炎(腱とその周囲の腱鞘に起きる炎症)と表現し,「写本家や公証人の病気」と呼びました。

そうした職業には反復運動が付き物であったため,書記官たちは今でいうRSIにかかっていたのです。

しかし,その18世紀の終わりまでには,RSIにかかる人の数が減りました。
それはなぜなのでしょうか。

反復運動損傷-RSI- その盛衰

ラマッツィーニの時代の人々は,産業革命前の時代の人々でした。

その当時の人々は,機械の助けなしに長時間働きました。
その当時の仕事は,反復運動と注意力が必要でした。それがRSIの原因となっていたのです。

しかし,18世紀の末には,ヨーロッパは産業革命の時代に入っており,人力に代わり機械が用いられるようになっていました。
人間は反復的な作業を機械にさせるようになったのです。
それでRSIにかかる人の数は減ってきたのです。

・・・しかし,現代になって,仕事に関連したRSIが盛り返してきました。

それはなぜなのでしょうか。

一つには,機械の効率がますます上がり,人間の側が多くの仕事や仕事のスピードを上げざるを得なくなったからです。
そのため、反復運動が多い作業,集中力が必要な作業を長く行うことによってRSIが増えているようです。

反復運動損傷-RSI- 子どもにも!?

反復運動損傷(RSI)の子どもが増えています。

子どもたちが、家でも学校でもコンピューターを使う時間が増えているためRSIが子どもにも広がっているようです。

キーボードのキーやテレビゲームのコントローラーのボタンを繰り返し押していると,RSI同じ痛みや腫れを経験することになります。
親は,子どもの体の姿勢に気を配り,子どもがひじや手首をさすっていないか,しびれを訴えていないかなど,RSIに注意するようにしましょう。


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